福岡の井槌(いづち)病院 産婦人科での無痛分娩体験談ブログ②
予定日の4日前の検診で
例の激痛の子宮グリグリをされて
もしかして予定日より早く産まれるのかな〜とドキドキしていましたが
家にいてもゴロゴロ過ごして
陣痛もこなさそうだったので
産院の帰りにそのまま母と天神に
ランチとお買い物に出掛け
結構たくさん歩きました。
その日の夜22時くらいから
15分間隔くらいでお腹が痛くなったのですが
2週間前くらいから前駆陣痛も頻繁に起こっていたので
また前駆なのかもしれないと思い
陣痛アプリを付けながら軽い痛みに耐えていました。
私が陣痛が来るたび
うずくまっていると
上の子が「ママ、大丈夫??お腹痛いならトイレでしておいで??」と心配してくれていましたが、その横で旦那は爆睡( ̄ー ̄)
2人目となると
そんなもんですよね( ̄ー ̄)
それはさておき
0時くらいになると間隔も少しずつ狭まってきて痛みも強くなってきたので
あと1時間くらい様子を見ました。
それでも治まらず
さらに痛みも強くなってきたので
旦那を起こし、産院に電話すると
今から準備してきてくださいとの事だったので上の子を起こして車で向かいました。
2時頃産院につくと
入院する部屋の選択、体重測定、着替え、浣腸等されて
分娩室でモニターを付けられ
約1時間くらい本陣痛かどうかを計測してくれ、間違いないと分かった時点で
別室に案内されて麻酔の準備をされました。
院長先生が来る前に
看護師さんと注射を打つ時の体勢や
力の入れ方等を何度も練習しました。
一歩間違えると命にかかわる大事な処置なので、私も緊張で変に力が入ってしまいましたが、信頼できる先生なので怖さはほとんどなかったです。
麻酔を入れるための管を通す前に
その部分に麻酔をしてくれるので痛みもほとんどありませんでした。
あとは、必要な量だけその管から麻酔を流せば陣痛の痛みも感じなくなります。
最初の方は経産婦ということもあって
多少の痛みは我慢していたのですが
助産師さんに
「我慢しなくていいので、少しでも痛みを感じたら言ってください。麻酔を追加しますので…」と言われてからは
本当に少しの痛みでも伝え、麻酔の量を調節してもらいました。
途中陣痛の強まりが激しくなったりして
急に気持ち悪くなって嘔吐はしましたが
麻酔が効いている時は、陣痛の波すらわからないくらい無痛で
一人目の時では考えられない眠気との戦いでした(笑)
ただ、麻酔の影響で陣痛の間隔が遠のいたり弱まったりするので
なかなか全開まで子宮が開かず
陣痛が始まって9時間頃経ったあたりで
促進剤を入れてもらいました。
すると、一気にお産が進み
麻酔が追いつかず3,4回だけ強い痛みを感じましたが
一人目の時を思い出すと、その痛みも5,6分間隔の痛みくらいだったのかもしれません。
そして一気に10cmの全開まで開き
助産師さんの掛け声に合わせて
数回いきんだところで
先生が登場し、会陰切開してもらい
一度のいきみですぐに産まれました。
10cm全開の痛みって言葉では表せないくらい痛いのに、その状況が嘘のように感じ
笑顔で普通に会話していました。
おかげで、自然分娩の時みたいに
酸素マスクも必要なく、全身筋肉痛にもならず、体力の消耗さも全然違い
体への負担がだいぶん少ないな〜と感じました。
でも、お産したことには変わりはないので、あんなに大きくなっていた子宮が収縮していくことで起こる産後の後陣痛は凄まじく痛く
特に経産婦さんは後陣痛がひどいみたいですね。
それでも、愛おしい我が子を見ると
そんな痛みも耐えれますよね。
私はちょっと古くさい考え方になるのかもしれませんが
「お腹を痛めて産んだ子は可愛い」という言葉があるように
自分の母も含め、世のお母さん方が経験した陣痛の痛さをやっぱり一度は経験したかったっていうのが大きくて一人目は自然分娩にしました。
でも、無痛分娩を経験して思ったのは
お腹を痛めなくても、二人とも我が子は可愛いくてたまりませんし
自然分娩と無痛分娩の両方を経験できて
すごく良かったなぁと今は思っています。